皆様、初めまして!
2021年12月よりBJDC(中学生クラス)を担任させていただいている池田星駆(いけだまあく)と申します。
本日のブログでは、「僕のプロフィール」と「勉強苦手でも先生になれる」という話を綴らせていた
だきます。
【僕のプロフィール】
1993年4月15日福岡県田川郡生まれ。28歳男。
生まれは福岡県ですが、生まれてすぐに諫早へ。
その後も、諫早➡東京➡諫早➡兵庫と様々な地で過ごしてきました。
趣味は野球、料理、ギター…まあ多趣味です。
得意料理はペペロンチーノです。
諫早高校、兵庫教育大学を経て兵庫県赤穂市で3年間小学校教員をしていました。
「ノルウェーでのんびり暮らしたい」と思い、大好きだった職場を退職。
ワーキングホリデーで長旅に出るつもりでしたが見事にコロナと時期がかぶり行けず。
➀諫早市内で小学校教員(非常勤講師) ※非常勤講師は副業可。
➁ONE PIECE系Youtuber「スーパーカミキカンデ」の編集担当
③その他撮影やウェブ関係の仕事
④ICHカフェスタッフ
⑤ICH英語講師
と、現在は手広くお仕事をさせていただいています。
【勉強苦手でも先生になれる】
さて、プロフィールを見ていただいて僕に対してどのようなイメージをもたれたでしょうか。
「趣味がたくさんあって才能豊かね」
「国立大学出てるなんて賢い人なのね」
そう思われた方がいらっしゃるかもしれませんが、僕は全力で首を横に振ります。結論から言うと、
僕は「日本一おバカな先生」だと思います。
小学生の時点では「賢い子供」だったと思いますが、いわゆる「鼻につくガキ」だった僕は、小学6年生~高校3年生まで人間関係に苦しみました。
友達との小さなトラブルを上手く解決出来ず、一方的にキレたり、自己嫌悪や被害妄想から人を攻撃し続けたりしました。
気づいた時には手に負えないくらいの問題児になっていました。
中学3年間で小学生の頃の学力の貯金は尽き、中3の2学期の英語の点数は46点。
点数や人間性。とても学校の先生になる人間のそれではありません。
その後、倍率に助けられなんとか諫早高校に入学するも、成績はいつも320人中310番台。
小さい頃から得意だった野球では一度もレギュラーになれず。恋愛をしては相手の子を傷つける。
目標があって黙々と大学受験に向かう周りの同級生が腹立たしくて自ら孤立しにいっていました。
高3の2学期の英語の点数は40/200点。もちろん大学受験も失敗。
学力、運動能力、人間性…もうどうしようもないポンコツでした。
しかし、ここで僕は大きな決断をします。
「同級生はみんな勉強ロボットでダメ人間だ」と卑屈になっていた僕でしたが、
流石にここまで結果が出ないと現実に気づきます。
多くの同級生は志望校に落ちると、「もう少し学力の低い大学に行く」「予備校で一年浪人する」のどちらかを選びますが、僕が選択したのは
「留学」です。
自分を見つめ直すために、思いっきり環境を変えて、落ち着いて過ごしてみたかったのです。親に頭を下げオーストラリアに3か月間行くことを決めました。
しかし、留学生活はいきなり最悪なスタートでした。
入国する時、白人の強面のおっちゃんに何やら問い詰められて英語が分からなくて、
「あ、オレ死んだ」と思いました(笑)。
しかし、失うものはないという「捨て身感」、どんなに失敗しても誰も自分のことは知らないという「安心感」。外国は自分にとってがむしゃらに頑張れる最高の環境でした。
言葉がわからないから相手の表情をよく見ていないと思っていることがわからない。
だから今まで以上に、人に興味をもって話を聞くようになりました。
「hello」すら書けない日本人の男の子が現地人とガンガン話して英語を覚えて行く様を見て、学力で人は図れないと感じました。
だから今まで以上に、周りの人をリスペクトするようになりました。
こうして僕は人間として大切なものを一つずつ身に着けていったのです。
その後、日本に戻り大学受験に見事合格。
英語力が伸びたということもありますが、それよりも合格できたのは「人間として大切なものを身に着けたから」だと思っています。今までの自分は「自分だけがスペシャル」という自己顕示欲の塊でしたが、
「人間は一人一人がスペシャル」
と自分以外の人の生き方を受け入れるようになり、謙虚な姿勢でいることで周りはいくらでも手を差し伸べてくれることを知りました。
大学以降は、トライ&エラーを繰り返し、人との距離感を上手くとれるように訓練していきました。
すると日本でも難関の兵庫県で教員採用試験に一発合格。
大学受験の時に周りを蔑み見下していた僕ではなく、友人たちと苦手な学習を教えあうことで試験を乗り越えられたように思います。
「先生は今まで見てきた先生の中で一番面白くて一番バカ」
先生時代にクラスの子に言われた言葉です。
漢字は書き間違う。文章は読み間違う。計算は間違える…。見るに見かねた子供が、よく僕の代わりに漢字を黒板に書いたり文章を読んでくれたりしたものです。子供たちから夏休みの宿題を出されたこともありました。担任が心配だからか、僕のクラスの子たちはとてもしっかりしていました。
社会人になって、人としては少しばかり成長した僕でしたが、まだまだ学力が子供レベルみたいです(笑)。
これからを生きる子供達に一番伝えたいこと。
あんなに英語が苦手だった僕でも大人になってから勉強して得意になれました。
学校の先生にまでなれました。
バカでも先生になれました。
だから君は絶対大丈夫。
もしダメだったら大人になってからやり直せばいい。
このICHで思いっきり失敗していきましょう。
池田 星駆