Voice 卒業生・生徒の声
英語だけではなく人間力も育ててくれる場所。
小学5年生〜高校3年生まで在籍 / C.Hさん(女性)
国際基督教大学(ICU) International Studies
上智大学 大学院 Global Studies研究科
現在は日系アパレル企業グローバル本社でグローバルマーチャンダイザーとして勤務
ICHに通い始めたのは小学5年生のとき、仲のよかった咲希ちゃんの家で英語教室をやっているということで気軽に通い始めました。
思春期真っ只中の中学時代は、英語やICHを通しての人間関係が心の支えでした。
中学のころは、周りの環境が羨ましく見えたり、思ってもみない形で現実を突きつけられて自分が急に異質なものに思えたりするなど、自分とは何者なのかという命題にぶつかったタイミングだったように思います。中学生の私は逃げる方法を考えました。でも、野中先生はその命題に対して、私の家族と一緒に真正面から取り組む姿勢を見せてくれたのです。家族以外でこんなに私の人間性を信じて愛情をかけてくれる存在がいてくれるということがパワーになりました。その命題に取り組むには、「自己肯定する」「しっかり勉強する」「思考力をつけ、自分の意見をしっかりと持つ」ということが大切です。このしがらみから自分を解放するのは自分自身で、そのレベルの心と知識を持った人間になりたいと何よりも強く思って大学卒業まで走り続けてきました。そのためのツールとして英語はマスト。その間ずっとICHは上記を実践する機会とチャンスを粘り強く私に与え続けてくれました。
私は今、グローバル展開をしている日本企業のグローバル本部で、Global Merchandiserとして各国の適正な商品構成や商品数量を決め、サポートを行う仕事をしています。毎日英語を使い、グローバルという言葉が行き交っていますが、会社や周りが何を持ってグローバルと言っているのかはよくわかりません。もちろん英語を話せる強みを活かせる仕事に就けたのは幸運です。しかし、自分自身のマインドセットがグローバルで、世界中の人を魅了する思考と意見を持ち合わせ、それを伝えるコミュニケーション力があれば、どこで何をしていてもグローバル人材といえるのではないでしょうか。自分を好きになりたいけれど自分という存在が理解できずつらかった中学生のときの私も、今の私を見たらとても安心するのではないかと思います。あのときに手に入れたかった自分への自信と愛情、批判的思考力、批判と怒りを受け入れるコミュニケーション力がイメージできるようになりました。
勝手に手に入ったわけではなく、自分でここまでやってきた自負が私を強くしているのです。ここにたどり着くまで、たくさん勉強しました。アメリカ留学時には特に必死だったように思います。就職後は全国転勤で現場の社員や店長職を5年勤め、半年に1回、行ったこともない土地へ異動し泥臭く働きました。去年は会社のビジネスも立ち上がっていなかったインドに半年赴任。生活と安全面がかなり不自由な中で助けてくれる人を見つけ、生き抜いてきました。
すべてにおいて幸運だったと思うことは、自分のステージにおいて苦い経験をプラスに転換できたことです。経験をすべて未来につなげることができたこと、国籍、立場、役職関係なく、そこで出会った人と今でもコミュニケーションが続いていることが財産だと思います。
そのような人間に育ったのもICHがあったから。野中先生が粘り強く指導やアドバイスをし、愛情を注ぎ続けてくれたお陰です。
数年後どこで何をやっているかまったく未定ですが「これからの未来も楽しみだなっ!」と思っています。どこで何をしていても自分の心が満たされ、人の心を満たし、きっと幸せになれると信じています!
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ICHの英語は自己肯定感が
高まります!小学3年生〜高校3年生まで在籍 /
水口怜斉さん(男性)ICHに通い出したのは、確か小学校3年生のころだったかと思います。正直それまで英語に触れたことといえば、昔からよく見ていたディズニーの子ども向けビデオテープぐらい。そのため、ずっと日本で育った僕にとって常に英語で話すような場に飛び込むこと自体がすごく緊張したのを覚えています…。初めて行ったときは、曜日と月を英語で練習していましたね(笑)
僕は英語との出会いがICHで本当によかったなと思っています。学校の授業の英語はどうしても、単語を覚えて、文法を覚えて、それで点数を取って…の繰り返しなので、「目的が見えない中で先にやり方だけ勉強しよう」という状態になりがちではないでしょうか。しかし、ICHでは英語を使ってどんなことをやっていこうかという目的をきちんと示してくれます。僕の場合は小学生のときにやった英語劇などがすごく記憶に残っているのですが、そういう「英語を使ってどんな楽しいことをやろうかな」というマインドを持てるようになったのは、本当に今でもありがたいですね。
英語の上手い下手でいえば、正直僕はとても上手だとは言えません(笑)
ただ、英語を話すことに抵抗はないし、こちらが誠意を持って話せば向こうもしっかり聞いてくれます。
そして、残念ながらというべきかもしれませんが、日本において「英語を話すことに抵抗がない」時点でかなりいろんなチャンスをつかむことができるんです。今の職場に入って1年ぐらいがたったとき、僕はちょうどベンチャー企業の皆さんとお付き合いしながら支援・育成対策を考えるという仕事内容の部署にいました。そのときに、たまたまシンガポールで開催されるカンファレンスにスピーカーとして誰かが行かなければならないということがありました。当時の上司から「水口くんとかどう?英語なんだけど?」と言われ、「こんなチャンス滅多にない」と思って即答で行かせてもらうことに。
ここですぐ決断できたのも、英語で話すこと自体に抵抗を感じておらず、むしろ英語を使ってどんなワクワクすることができるんだろうという前向きな気持ちを持てていたからだと思います。
結局、本番前日に熱を出すなど、いろんな意味で思い出深い機会にもなったのですが、それ以降いろんな国のカンファレンスや会議に1人で出張させてもらえるようになりました。こんなにチャンスがあるのに、ほかの誰も行きたがらなかったので本当にもったいないと思います。僕が大事にしているマインドセットは「まずは小さく始める」「アンテナをアメーバのようにいろんなところに持つ」です。
どちらにおいても、言語の壁、というより僕は心理的バリアだと思いますが、それがなければ、さまざまな場面でたくさんのチャレンジができるんだと思います。あと、僕はICHに行く前はあまり自分に自信が持てるタイプではなく、人前で話すのも苦手でした。しかし、ICHに通うようになってからは自己肯定感がアップ。ほかにもたくさんの変化があり、ICHを通じて得たものは多いなと感じています。英語だけではなく、人生において大切なものをいくつも与えてもらったのです。改めて、ICH、そしてゆかり先生をはじめとした先生方には感謝の言葉しかありません。これからもICH Familyの一員として明るく前向きに歩んでいこうと思います!
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言葉を交わすことと、
心を交わすこと。5歳〜高校3年生まで在籍 / 中井翔子さん(女性)
ICHでの学びが活きたのは、私がNYで留学生活をするようになってからです。
4年間、人種のるつぼと言われるこの街で本当にたくさんの人に出会いました。そこで実感したのは、どんなに会話ができても心が通じ合うかどうかは別の話だということです。そして不思議なことに、人間同士、感じるものがあります。ときには難しい単語よりもユーモアの方が大切だったり、正しい発音よりもアイコンタクトの方が大事だったりするわけです。結局大切なのは、英語よりもコミュニケーション能力だと思いました。
ICHで皆さんが学んでいる、国際的なコミュニケーション能力とは何でしょう。どうしてEnglish Schoolではなく、International Communication House(ICH)なのでしょうか。それはきっと、英語を学んで言葉を交わすその先に、求めているものがあるから。いつだって、あなたの言葉をくみ取って、言葉を返してくれる「相手」という存在がいるはずなのです。
「どうしたら伝わるのかな?」その答えはきっと教科書を開けば見つかります。上手に伝えるためには、やっぱり単語力や文の構成力が必要です。しかし、意思疎通を図るためには、言葉よりも心を交わすことが大切だと思います。机の上ではなく、仲間がいる教室へ足を運ぶ意味は、そこにあるのではないでしょうか。
「英語を」学ぶことから、「英語で」学ぶことに視点を変えたとき、世界はうんと広くなります。そして英語で学ぶことで、ICHという居場所がかけがえのないものになっているんだとも思います。互いを尊重し、高め合い、英語という言葉でつながったICHファミリーの一員であることは、今も私にとっての誇りです。
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理想の自分への近道!
小学1年生〜高校3年生まで在籍 /
平間理子さん(女性)私は今、小児科で看護師として働いています。
幼いころから「ハンディキャップのある人たちとその家族の力になる」という夢を持ち続け、医療の道を志してきました。
私は学生時代から英語が大好きで、いつか英語を活かして仕事をしたいとも思っていました。自分の中で描く医療と英語というものがしっかり結びつかず、本当にこの道でいいのか…と悩んだこともあります。
しかし、実際に病院で働いている今、ICHで学んだ英語が私の強みとなり、仕事に活かすことができています。最近は外国人の患者さんも多く、英語でコミュニケーションをとる機会が多いです。外国人の留学実習生への1日ガイドのようなものをさせていただいたこともありました。そのような状況になるたびに、「自分の理想はこれだったんだ」と選んだ道を肯定できます。とてもうれしくなる瞬間ですね。
ICHでは、常に自分の目標とする先輩がいたことや、「いつかこうなってやるんだ!」というアイコン的な存在がいたことが、成長の糧になりました。ずっと尊敬できる、一生付き合っていきたいと思える友人たちに出会えたことも、私にとっての財産です。そしてICHの「マナー」「プライド」「自己肯定」というスピリットは、卒業した今でも自分の中の軸になっていると思います。
私はまだまだ夢を追っている途中です。これからも夢を追い続け、もっともっと理想の自分に近づけるように頑張ります(^^) -
ICHは第二の家。
自分を表現できる場所。小学5年生〜高校3年生まで在籍 /
梅野修平さん(男性)ICHと出会わなかったら、今とは違う人生を送っていたと思います。自分はなんて恵まれているのだろうと実感するのです。何かとなじめなかった高校時代、ICHはとても大きな存在でした。
ディスカッションで見えてくる予想外の考え、学校では学べない英語、昼間いる場所は違えど教室の中ではお互いを尊重し合い、高め合う心地のよい雰囲気…。英語教室というよりも、第二の家という感覚でした。思わず日が超えそうなほど、居残りしたこともあります。
ICHへ行かせてくれた両親と、教室や発表会で出会った皆さんに感謝しています。
また先生方にもいろいろ迷惑をかけて、すみません。ご愛嬌ということで、今度お会いしたらコーヒーをごちそうさせてください。照れ臭いところもありますが、ゆかり先生との時間はかけがえのないものです。
僕が中学生のころ、文法の基礎がまったくできていないことを見かねた先生は、特別に自宅の和室でガッシリ教えてくれました。そこからは実感できるほど英語が上達していき、Most Improvement Awardを受賞したときの先生の笑顔は、今でもハッキリと覚えています。
英語以外にも、家族のあり方や自分との向き合い方、生き方など、Attractive Personになるヒントをマックのポテトを一緒に食べながら教えてくれました。あのときのポテトに感謝しないといけないですね。幼少期からアメリカ映画や輸入食品スーパーが好きだったり、アメリカに留学していたりしたこともあり、現在はWalmart日本支社Strategy and Transformation課で、USやメキシコ、インド開発のシステムを国内に導入する仕事をしています。英語を常に使うので、使えるに越したことはないですが、それだけでは足りません。今起きている複数の事象から本質を見極め、思考力を使って話をしていかなければならないのです。
海外開発のシステムなので、日本要件とのギャップを伝えて、日本市場に合った開発を実施してもらわなければなりません。しかし、一人ひとり住んでいる環境も異なり、違う考えを持っているうえに、さまざまなアクセントの中で交渉を行うとなると、例え英語に長けていたとしてもそれだけではボロが出てしまいます。相手を納得させられるほど、自分自身も理解していないといけないですし、本質からズレてしまえば堂々巡りに…。フレーズがわからなくても、別のフレーズや方法で筋の通った本質を突いた考えを伝えればいいのです。こういったところにディスカッションクラスでのスキルが活きてくると実感します。余談ですが、たまに自分自身に対して色眼鏡で見てくる相手がいます。しかし、そんなチンピラはほっとけばいいです。気にしているより、考えを深めた方が楽ではないでしょうか。
今までのレポートを見てわかるように、ICHにはたくさんのICHスピリットを持った素敵な卒業生がいます。ちょっと自信が湧いてきませんか? 僕はとても誇りに思います。これを読んでいる現生徒の方も、きっと素敵なAttractive Personになります。
ICHには他人と比べない、とにかくやってみる精神であふれた素敵なSomething Specialがあります。ICH Familyの今後のInspirational Livesを祈って。